【会津ゆかりの地シリーズ⑥】桑名市~松平容保・定敬兄弟のきずな!

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毎年9月に会津若松市で三日間に渡って開催される会津まつり。
このメインイベントである会津藩公行列には、ゆかりの地からのゲスト参加がとても多いんです!

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それぞれの都市が、
・会津とどんなゆかりがあるのか?
・一体どんなまちなのか??
全くわからなかったので、調べてみました!

こちらの記事で紹介するのは、三重県桑名市!

幕末ファンなら、桑名の名前に聞き覚えがあるのではないでしょうか??

会津とは運命共同体とも言える、それはそれはつながりの深い都市なんです!

当時から続くお祭りが、ユネスコ無形文化遺産も登録されている、三重県桑名市について、見てみましょう!

桑名市はどこにあるの?

ウィキペディアによると

 
愛知県と岐阜県に接しており、名古屋市から25km圏に位置する。
名古屋市のベッドタウンとして宅地開発が進んでいるほか、機械・金属系を中心とする工業都市でもある。

 

とのこと!

名古屋から近いのですね!!

では、名古屋からの距離も踏まえつつ、その桑名市から会津若松までのアクセスを見てみましょう!

こちらです!

車でなんと、7時間~8時間半の距離!!
時間にかなり幅があるのは、渋滞しやすい区間を通行するということですね。

東名阪自動車道・桑名東IC~中央自動車道~長野自動車道~上信越自動車道~北陸自動車道~磐越自動車道・会津若松IC

ひえ~!こうしてみると、乗り換え一度も間違わずに、一発で行けたら奇跡のレベルですね(;’∀’)

電車の場合は、桑名~(関西本線30分)~名古屋~(東海道・山陽新幹線1時間40分)~東京~(東北新幹線1時間20分)~郡山~(磐越西線快速1時間5分)~会津若松と、ざっと6時間!!

名古屋空港までは1時間強ですが、西から福島空港に飛んでいるのは唯一伊丹便だけなので、空路は現実的ではないでしょうか。

桑名市の皆さん、遠いところからお越しいただき、ありがとうございます!!

桑名市と会津のゆかりは?

会津若松市ゆかりの地ネットワークによると、

 
【ゆかりの人物】松平定敬(さだあき):弘化3年~明治41年(1846~1908)
岐阜県高須藩松平義建の子で、会津藩主松平容保の弟。
安政6年(1859)に桑名藩主松平家の養子となった。
兄容保と共に、京都所司代として京の治安維持に努めた。
明治元年(1868)桑名藩降伏後、定敬は桑名藩江戸屋敷の藩士を率いて各地で転戦、津川を経て会津軍と合流した。
新政府軍が若松領内に迫ると、容保と共に滝沢本陣へ出陣。
鶴ヶ城籠城戦では容保に諭され桑名兵を引き連れ、新選組土方歳三らと共に米沢方面へ落ち延び、仙台より箱館の五稜郭に入った。
しかし桑名藩家老酒井孫八郎に説得され単独降伏。尾張藩のち津藩に預けられ、明治5年に恩赦となった。

 

とあります。


▲松平定敬公 画像引用:ウィキペディア

会津のゆかりとしては、幕末の時代、藩主同士が兄弟だったために、運命を共にしたこと!!

桑名市というのは、他でもなく、桑名藩の藩庁、桑名城があった都市なんです。

こちらが桑名城跡。お城の石垣に、船が沢山!!びっくりな光景です。


画像引用:ウィキペディア

桑名藩主:松平定敬(まつだいらさだあき)公は、会津藩主:松平容保(まつだいらかたもり)公の、実の弟!!
共に京都所司代として京都の治安維持に当たった人物です。

鳥羽・伏見の戦いで、会津と共に薩摩・長州と戦ったのが、この桑名藩でした。
戊辰戦争では、遠く三重から会津まで来て、容保公の指示で米沢で戦いました。
桑名藩自体は、ここで降伏しましたが、定敬公は、何と函館五稜郭まで乗り込んで戦いぬきました。

会津とは、まさに運命共同体だったと言えるでしょう!

桑名市と言えば?

桑名市のオシャレな観光動画がありましたので、まずはこちらをどうぞ!

 
東海道五十三次(とうかいどうごじゅうさんつぎ)の宿場町の一つであった桑名宿(くわなじゅく・くわなしゅく)。


画像引用:ウィキペディア

三河国(愛媛県名古屋市)から伊勢国(三重県桑名市)へ渡る東海道で唯一の海路が、七里の渡し(しちりのわたし)でした。
特に伊勢路への入口は非常に意味のある地点だったそうで、伊勢神宮の一の鳥居が、七里の渡し跡として有名です。

そして、何と言っても!
「日本一やかましいまつり」として、国の重要無形民俗文化財に指定されたというくわな石取祭(いしどりまつり)

くわな石取祭の公式ホームページによると

 
桑名の春日神社の石取祭は、江戸時代初期に始まったものといわれ、桑名城下の町人や藩士が楽しみにしていた初夏の祭りです。祭車総数43台、全国的に見ても単一の神社、一神事でこれほどの山車が一堂に会する祭りは非常に珍しく鉦や太鼓を打ち鳴らし、「日本一やかましい祭り」と言われ、平成19年3月には「桑名石取祭の祭車行事」の名称で、「国指定重要無形民俗文化財」に指定されました。

 

とのこと。江戸時代、それも初期から続いているって、ちょっと想像できません!
江戸時代だけで250年、そこからさらに150年続いているってことですよね?!びっくりです!!

そして、43台も出る祭車というのが、三輪車風のちょっと変わった形なんですって。

フォトギャラリーで他にも沢山写真が見られるのですが、なんかすごい!!
非常に大規模ですし、めちゃめちゃアツイ!!

こんなすごいお祭りをしているところから見たら、会津まつりはどんな風に見えているのでしょうか?!
ちょっと心配になります(;’∀’)

そして、観光動画にも出てきた安永餅がこちら。
一回くらいはお土産にもらって食べたことがある気がしませんか??


画像引用:ウィキペディア

桑名と言えば、

”その手は桑名の焼きはまぐり”

ということわざの通り、焼きハマグリはもちろん名物!!

 
この桑名市のプロモーションビデオも、相当ハマグリ押しで来てます。

ちなみに、ことわざの意味は、その手は食わぬ。
食わぬ⇒桑名で、そこに名物の焼きはまぐりをくっつけたのですね。

まとめ

会津若松市のゆかりの地、桑名市についてまとめました!

会津とのゆかりは、桑名藩主・松平定敬公と会津藩主・松平容保公が兄弟であったということ!
これによって、会津と共に京都所司代として、幕末の京都の治安維持にあたり、鳥羽・伏見の戦いで共に戦ったのです。

桑名は東海道五十三次の宿場町で、名物は色々ありますが、やっぱり一番有名なのは、ハマグリ!

ゆるキャラ®もハマグリ。


写真引用:ゆるキャラ®グランプリホームページ

そして、このゆるキャラ®グランプリ2017は、何を隠そう桑名市開催!!

観光動画のオシャレさといい、ゆるキャラ®グランプリ開催といい、江戸時代から続く日本一やかましいお祭りといい、、、桑名市、かなりタダモノではありません。

伝統と革新に満ちた「日本の本物」が体験できる街-という桑名市プロモーションのキャッチコピーは、まさに桑名市を体言しているのかも知れません!!

そんなスゴイ街から、しかも遠路はるばる、会津まつりに来てくださる桑名市の皆さん。
会津藩公行列では、沿道から、くわな石取祭に負けないアツイ声援を送りたいと思います!!

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