子連れでも安心!会津の歴史を学ぶなら会津歴史資料センターまなべこへ!

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会津若松市内に住む主婦が歴史をイチから勉強しながら書いています。

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藩公行列についての説明を書くために、手探りで調べながら進めているわけですが、ネット上にあるものだけでは、どーにもよくわからない!
「こうなったら図書館に缶詰だ!!」と意気揚々と出掛けたのですが、なんと所蔵品確認のための長期休館中・・・。
うーむ困った、会津の歴史のことが初心者にもわかるように展示してあるところとか、ないの??

と、しばし考えたところで、思い出したのが会津歴史資料センター『まなべこ』

あったあった、もうピッタリの場所が!!

というわけで、会津の歴史を学ぶなら絶対に外せない
会津歴史資料センター『まなべこ』について詳しくご紹介します!

会津歴史資料センター『まなべこ』とは?

会津歴史資料センター『まなべこ』は、簡単に言うと、会津の歴史や文化を気軽に学べる施設です。

博物館や図書館にある会津に関する本や資料だけを集めた学習室、と言った感じで、会津のことならなんでも、すぐに学ぶことが出来る、私のような会津の歴史が知りたいド素人には、まさに天国のような場所~♪
図書館に行っても、知識がないと知りたいことが載っている本を探すのだけでも大変ですからね!!

夫に「『まなべこ』に行ってきたよ」と話すと、「それどこ?」という反応でした。
会津若松市ホームページによると、グランドオープンが2015年9月13日とのこと。
オープンからさほど長くないこともあり、市民の間にまだ定着していないかも知れませんね。

場所はこちら!県立博物館のお隣です。

まなべこになる前は、「八重の桜」の大河ドラマ館になっていたところです。
そのずっと前、會津稽古堂が出来るまでは、会津図書館でしたよね。

外観は、こちら。かなり殺風景なので、見逃してしまいがちかも。

まなべこの営業時間・駐車場・料金は?

まなべこの詳細情報はこちらです。

施設名 会津歴史資料センター『まなべこ』
所在地 〒965-0807
福島県会津若松市城東町2-3
アクセス・駐車場 まちなか周遊バス三の丸口下車 徒歩3分
会津若松駅前からタクシーで約10分
駐車場あり 乗用車20台
TEL 0242-22-3049
ホームページ http://manabeko.com/
入館料 無料
営業時間 休館日:月曜(祝日の場合は翌平日)・年末年始(12/29~1/3)
午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)

 

鶴ヶ城のすぐ近くで、まちなか周遊バスを降りてすぐですし、駐車場も完備されていてアクセスが良いこと、そして入館無料というのも魅力ですね。

『まなべこ』に行ってみた!

そんな会津歴史資料センター『まなべこ』に、2月の始め、雪がしっかり積もっている中子供たちと出掛けてきました!

駐車場20台のうち、ハンディキャップ駐車場を含む5台(冬季は3台)ほどが建物のすぐ横にあり、残りは建物の裏手に広い駐車場があます。
月に1回程度文化講座が行われているそうですので、その際には混み合うかも知れませんが、基本的には空いているので、近い方の駐車場に停められるかと思います。

私たちも近い方の駐車場に停めて車を降りました。
幸いこの日は快晴でしたが、屋根のないところを歩くのは数メートル。
多少の雨なら傘が無くても耐えられる距離です♪

建物に向かって左手の階段から上がります。

階段上がって左手が入口の自動ドアになっています。
この日は「昔のくらし」をテーマにした展示がされていました。
因みに奥に見える別の扉は、企画展示室。
この日は閉まっていましたが、何か企画の時に使われる部屋です。

入口を入ると左手に受付があります。
特に手続きは必要ありません。

入ってすぐに大きな歴史年表と会津若松マップ、そこにソファがあって憩いのスペースのようになっています。

ここでくつろいでいると、受付のお姉さんが子供たちに「おひとつずつどうぞ!」と缶バッジを持ってきてくれました!
まなべこオリジナル缶バッジに子供たちは大喜びでした。

奥には、会津の歴史や文化を知ることが出来る資料が並んでいます!!

『まなべこ』の魅力その1:会津の歴史が何でもわかる

何と言っても、会津若松市の歴史が簡単に調べられるのが魅力!

会津若松市の歴史なら死角なし。時代ごとに本になった会津若松市史がずらり。
これらの冊子は、一部千円で求めることも出来ます。

図書コーナーには、会津に関する本が所狭しと並んでいます。
こちらはごく一部。貸し出しはしていませんが、まなべこ内の学習コーナーでじっくり読むことが出来ます。

会津若松市内の小学校・中学校で使用されている教科書もありました。

そして沢山の貴重な歴史資料の展示がされているということは言うまでもありません。

会津若松の歴史について分からないことがあれば、『まなべこ』に来れば必ず答えが見つかる!という安心感があります。

『まなべこ』の魅力その2:0歳から入館OK!子連れにも安心!

図書館や資料館のような場所では、乳幼児や、小学校低学年の子どもを連れて行くのは気が引けますよね。

でも『まなべこ』は0歳児から入館OK!
しかも、多少騒いだり走ったりしても大丈夫なんです!
(あくまでも他のお客さんの迷惑にならない範囲で、ですが。)

また、おむつ替え台のある広い多目的トイレもあって、本当に子連れにやさしいスポットでした!
(缶バッチもいただけましたし!!)

置いてある資料についても、読み物だけだと子供は飽きてしまいますが、昔使われていた道具などが並んでいて、わが家の1歳と4歳のやんちゃざかりの息子たちも飽きずに楽しむことが出来ました。

触れてはいけないものもありましたが、中には実際触れることが出来るものも!

(・・・何も教えなくてもダイヤル回していたのにはちょっと驚き。)

演奏OKの足踏みのオルガンなども置いてあり、みんなで音を出してみました。

『まなべこ』の魅力その2:歴史の専門家に質問が出来る”レファレンス”

『まなべこ』には、レファレンスと言う、歴史に対する質問に専門家が答えてくれる日があります。
基本は毎週火・金曜日で、火曜日は一人、金曜日は四人の専門家がいらっしゃるとのこと。

最新のレファレンス日程は『まなべこ』ホームページで確認できます。

平日限定なのですが、ちょうどお休みを取った日と重なっていたので、後日歴史相談にも行ってきました!

どうも理解できない事柄を色々と質問攻めに。
一時間以上みっちり、マンツーマンでとても親切に教えて下さいました!

こちらは参勤交代で会津藩の目印になったという”大鳥目(おおとりめ)”について説明を受けているところ。

こちらの絵はなんだかわかりますか??
なんと、会津藩が200年以上続いた江戸時代の平和な世の中にも続けていた軍事演習を描いたもの。

ながらく戦争などしていなかった会津藩が何故幕末になって急に戦うことが出来たのか?という疑問がスッキリしました!

何を聞いても数字と共にすらすら答えが返って来るこの人一体誰??と感動しっぱなし。
そして話の途中でその答えが判明!!

2017.10.03 河北新報の『<戊辰戦争>戦死の会津藩士「半年間野ざらし」定説覆る 「降伏直後埋葬」示す新史料』というニュースで、資料を指さしていたまさにその方でした!!
(写真はこちらのニュースからお借りしました)

ちょうどこちらのお話を話題にしたところで、「それを発表したのは私です」と!!
あーーーそうだ、確かに見覚えが!!

こちらの野口信一さんは、過去に会津図書館の館長さんを長くお勤めになっていた方で、会津若松市史研究会の副会長さん!!

そんな方がマンツーマンで(しかも無料で)どんな質問にも答えてくれるなんて、めちゃめちゃ贅沢ですよね!!

レファレンスは予約不要です。
ただ、先生の都合で突然変更になることもあるので、心配な方は事前に連絡してみてくださいね。

感想・まとめ

会津歴史資料センター『まなべこ』に初めて行ってみた内容をまとめてみました。

かなり殺風景な外観で、中も華やかさはありませんが、会津の歴史について学ぶには最適の場所です!!

特に初心者であれば、図書館に行くより絶対オススメ。
「これこれ、こういう本がないかなと思っていた!!」という本が、ゴロゴロ転がっているんですから。

そして何より専門家に対面相談が出来るレファレンスは、使わない手はありません。

会津の歴史について知りたいな~と漠然と思っている方から、実際勉強してみてもうちょっと突っ込んで知りたい方、壁にぶち当たってしまった方にオススメです!!

ゆっくり座って調べることが出来るので、子供と一緒に夏休みの自由研究に行く、なんてのも良いですね♪

リファレンスの先生以外に、他のスタッフさん達(女性がメイン)も優しく相談に乗ってくれるので、ぜひ気軽に覗いてみて下さいね。

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