無料駐車場あり!白虎隊伝承史学館に行ってきた!

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白虎隊について知りたくて、会津歴史資料館『白虎隊伝承史学館』に行ってきました!

白虎隊に関する資料館では、『白虎隊記念館』が有名ですが、そちらとは別のたてもの。

無料駐車場あり!白虎隊記念館は会津人の想いが詰まった必見スポットだった!

飯盛山で白虎隊士のお墓に参拝するなら、こちらもあわせて訪れたい!
白虎隊伝承史学館についてご紹介します♪

白虎隊伝承史学館とは?

会津若松観光ナビによれば

 
明治維新の貴い犠牲となった会津藩の歴史を後世に伝えます

明治維新における会津藩の立場を5,000点の史料で明確に展示、解説する歴史資料館。明治維新の犠牲となった会津藩の歴史に触れられます。白虎隊をはじめ、会津藩士や新選組ゆかりのものを中心に展示品は5000点あまり、武具や調度品、写真、絵図など戊辰戦争にかんする歴史的資料が数多くならび当時のようすがわかります。また、江戸期のきらびやかな着物や銅鏡や鏡台かんざしなど女性用化粧用具も展示されています。

 

とのこと。民間が運営しています。

近くに同じく民間経営の白虎隊記念館がありますが、そちらとは別物です。

場所は、こちら。白虎隊の自刃の地で有名な、飯盛山に向かう旧参道にあります。
松平容保公が白虎隊に出陣を命じたという旧滝沢本陣もすぐ近くです。

通りから見るとこんな感じ。
白い倉庫っぽい建物の壁に、白虎隊伝承史学館とデカデカと書かれています。
大きな白虎隊のイラストの看板もインパクト大。

矢印の通りに正面に回ると見えてくるのが、こちら。
大きな看板がかかっていますので、まず迷いません。

白虎隊伝承史学館の営業時間・駐車場・料金は?

白虎隊伝承史学館の詳細情報はこちらです。

施設名 白虎隊伝承史学館(会津戦争資料館)
所在地 〒965-0003
         福島県会津若松市一箕町飯盛山下2
アクセス・駐車場 まちなか周遊バス「飯盛山下」下車、徒歩3分
飯盛山観光駐車場から徒歩5分
TEL 0242-26-1022
入館料 大人300円、高校生200円、小中学生150円
団体(25名以上)・JAF会員カード割引あり
営業時間 無休・8:30~17:00(12月~3月は9:00~16:00)

 

しつこいようですが、近くにある白虎隊記念館とは別物です。

近くに無料の観光駐車場があります。

この観光駐車場の他にも、飯盛山参道に近いお土産屋さんのほとんどが、駐車場を無料で開放しています。

因みに、観光シーズンになるとこの辺のお土産屋さんで車の呼び込みがあります。
お客さんの取り合いのように「こっちに停めろ」のジェスチャーが激しく、駐車場に入ると「帰りに買い物していけ」のプレッシャーが強いので、観光の方にも地元民にも非常に不評です。

トラブルをさけるために、観光駐車場か、無人で解放してくださっているお店の利用を強くオススメ致します。

白虎隊伝承史学館に行ってみた!

さて、2月の晴れ間に白虎隊伝承史学館に行ってみました!

この存在自体を知らなかった私。
白虎隊の文字に惹かれてふらっと寄ってみました。

いちばん近い會津とらぞう(今は閉店しています)さんの駐車場をお借りしました。

矢印の通りに進むと、また矢印。
そして白虎隊士のド派手なイラストも。

路地に曲がると、なんか手書きの宣伝がグイグイ来る感じに若干引きつつ、進みます。
正面入口に到着。
間違いなく、ここです。

かなり怪しい雰囲気に、白虎隊士の銅像を見ながら、しばし躊躇。

思いきって一歩踏み込むと、人感センサーが働いてビーーーーーっと大きな音が!

ほどなくして受付窓口におかーさん登場。
(センサーは鳴りっぱなし)

入館料300円を支払います。
「結構いいものが置いてありますから、よく見ていってくなんしょ」とパンフレットを手渡されました。
”くなんしょ”は、会津弁で”くださいな”というようなニュアンス。

いかにも観光客慣れしている受け答えです。

右からお進みください、とのこと。

白虎隊士のと思われる人形もさることながら、隣に飾られた写真の男性が気になります。
「この方はどなたですか?」とふりかえって尋ねると、もう窓口には人影なし!
(センサーはまだ鳴っている)

ご自由にご覧ください、ということのようです。

資料の撮影はNGと言うことで、写真はありませんが、中には、主に明治維新・戊辰戦争の頃の資料がぎゅうぎゅうに並んでいました。

日新館の子どものかみしも(服)、会津藩士の奥さんの着物、当時の生活用品。
沢山の手鏡やかんざしが置かれた棚には、『会津藩士が泣き泣き手放したもの』と書かれていました。
斗南に移される時に手放したものや、盗賊に盗まれたものなどでしょうか。

漆塗りの『手ぬぐい掛け』もあり、当時のみやびな生活が伝わってくるようでした。

白虎隊士が使った銃もありましたが、その大きさにびっくり。
当時の15,16才の子供の身長と、変わらないほどではないでしょうか。
この銃を肩にかけて、戦いに出る白虎隊士。
見送る側の気持ちも、かなり複雑だったでしょうね・・・。

特に充実していたのが、明治維新や戊辰戦争に関わった人物の、写真。
新選組(しんせんぐみ)の土方歳三(ひじかたとしぞう)や、斎藤一(さいとうはじめ)はもちろん、『会津に味方をした藩主(はんしゅ)たち』として、主に奥羽越列藩同盟(おううえつれっぱんどうめい)に加盟していた藩の藩主たちの写真が一か所にまとめられて飾られていました。

松平容保(まつだいらかたもり)公の息子の写真も、『若君(わかぎみ)』として飾られていました。
その近くにある孝明(こうめい)天皇の写真には、『享年36歳、岩倉による毒殺の説あり』と書かれていたのが印象的でした。

ぐるっと一周見終えたところで、白虎隊士に線香を手向けることが出来るところを発見。
くわしくわかりませんが、小さな仏様も置いてありました。

順番が逆になった気がしますが、香料(金額は任意)を支払って、手をあわせて帰ってきました。

帰りも、もちろん人感センサーが作動しましたが、「ありがとうございました」と声をかけても、返事は返ってきませんでした。
お忙しかったのかな。

白虎隊伝承史学館の所要時間は?

今回の滞在時間は、急ぎ足でひと通りみて15分でした。
じっくり見ても、まあ30分くらいかなと思います。
もっとサクッとみれば、最短10分で何とかなりそう。

お子様連れでもなんとかなる時間ですね。

白虎隊の伝承茶屋も

白虎隊伝承史学館の隣には、伝承茶屋と言う茶屋が併設されていました。

正面入り口の右手前に見えている、のれんが入り口です。

中には井戸があるらしく、『子供に体験させてあげてください』と書かれていました。
それから甘酒100円『やすくてうまい』の文字も。

伝承茶屋と言うことで、かたりべさん的な方からお話が聞けるようでした。

一人で入るのは勇気がいる感じだったので、今回はスルー。
今度子供とでも行く機会があれば、またレポします。

感想・まとめ

白虎隊伝承史学館に初めて行ってみた内容をまとめました!

かなり独特の空気感が漂っていましたが、中の資料は、まあまあ充実していました。
解説も、独自の切り口でまとめられていて、みごたえもありました。
白虎隊士については、所持品にまつわる説明がほとんどで、飯盛山での自刃(じじん)についての詳しい記載と言うのは見当たりませんでした。

歴史はとにかく多角的に、さまざまの方向から見るのが大切なので、こういった民間の資料館も見て損はないと思います。

入館料も300円とまあ手ごろですし、アクセスも良いですから、飯盛山観光のついでに寄ってみてはいかがでしょうか?
因みにこの史学館がある細い路地は、本来の参道なんだそう。

こちらが後から整備されて、今主に使われている参道。
お土産屋さんが並んでいます。

まっすぐさざえ堂に向かえるので、静かにお参りしたい方は、こちらの参道から上がってみるのもオススメですよ。

そして、会津の歴史にまつわる知識をあたまに入れたところで、ぜひ会津まつりにも足をお運びください!
きっと、すごく楽しめるはずですから^^

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