会津まつりを100倍楽しむための情報サイト「会津まつりナビ」へようこそ!
会津若松市内に住む主婦が、歴史をイチから勉強しながら書いています。
毎年9月に、会津若松市で三日間にわたって開催される会津まつり。
2023年版!会津まつり日程と見どころを紹介♪そのメインイベントであり、ぜったいに見逃せないのが、会津藩公行列です!
【2023年版】要注意!地元民が教える会津藩公行列攻略法500名以上が、主に幕末の時代の人々に扮して、会津若松市内を練り歩く姿は、まさに圧巻!
「おさむらいさんだ!」「大砲、かっこいい!」「お馬さんが来た~!」
と、子どもも大人もテンションあがりまくりです^^
今年はコロナ禍を挟んで4年ぶりに会津まつり各行事がフル開催される!という特別な年で、コロナ前に戻るどころか!!!
なんと総勢600名の隊列になるとのこと〜!!!!!!
10:30出陣・14:50帰陣(予定)の600人の行列をただ見送るのは勿体無い!!
会津藩公行列を、はじまりからおわりまで 飽きずに見通すためにも、隊列の構成を知っておきましょう!!
だれが、どんな歴史上の人物に扮しているのか?
知っていると、藩公行列が10倍楽しくなりますよ!
もくじ
- 1 はじめに
- 2 藩公行列のルート・駐車場・交通規制
- 3 2023年のトピックス
- 4 2023年隊列一覧
- 5 先導車・おはやし隊・先触れ馬
- 6 葦名時代
- 7 伊達時代
- 8 蒲生時代
- 9 輿車(冬姫)
- 10 上杉時代
- 11 加藤時代・行列目付
- 12 ***ここから江戸時代***
- 13 会津藩奴隊
- 14 保科時代
- 15 輿車(菊姫)
- 16 松平公時代(京都所司代)
- 17 松平公時代(新選組)
- 18 ***奥羽越列藩同盟***
- 19 松平時代(長岡藩銃士隊)
- 20 朱雀隊
- 21 青龍隊
- 22 家老 西郷頼母・城代家老 田中土佐・家老 萱野権兵衛
- 23 家老 北原采女(うねめ)
- 24 本陣 松平容保公・松平喜徳公・萱野権兵衛
- 25 凌霜隊
- 26 白虎隊市中一番隊・白虎隊市中二番隊
- 27 輿車(照姫)
- 28 おけい・ヘンリースネル
- 29 娘子隊
- 30 玄武隊
- 31 斗南藩
- 32 屯田兵隊
- 33 会義隊・狙撃隊
- 34 薙刀(なぎなた)隊
- 35 会津新選組
- 36 ***(仮)特別ゲスト登場***
- 37 おはやし隊・後続車
- 38 まとめ
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- 41 関連
はじめに
隊列紹介は、会津まつり協会が出す、会津まつりガイドニュース9月号に掲載されるのが恒例となっています。
こちらの記事は、会津まつりガイドニュース2023年9月号から、画像を引用させていただいています!
これは便利!会津まつりガイドニュースのバックナンバーおまとめリンク集藩公行列のルート・駐車場・交通規制
藩公行列が通るのは、こちらのルートです!
無料駐車場・交通規制について詳しくはこちらの記事を参照ください。
【2023年版】要注意!地元民が教える会津藩公行列攻略法2023年のトピックス
会津藩公行が4年ぶりにフル開催される2023年は、会津で武家政権が始まった鎌倉時代から江戸幕末時代までの『歴代領主編』として開催され、コロナ前の2019年、そして前回2022年と同じ隊列です。
例年通り会津ゆかりの地からの参加も多数あり!!
今年お越しいただけるのはこちらのみなさんです!!
2022年は参加されなかった常連参加の松阪市観光協会さん、戊辰150周年の2018年に特別参加してくださった琴似屯田子孫会(札幌市)のみなさんがお越しくださいます〜!
2023年隊列一覧
2023年の隊列一覧は、こちら!!
ここには、たくさんの見どころがかくされていますよ~^^
先頭から順に見ていきましょう!
先導車・おはやし隊・先触れ馬
藩公行列の先頭をかざるのは、先導放送車!
2022年はご時世がら感染対策広報車でしたが、ようやく日常が戻ってきた感じがして嬉しいですね♪
いよいよ、藩公行列が近付いてきます!
さいしょの見どころが、こちら!!
おはやし隊です!
滋賀県日野町(ひのちょう)のみなさんが、おはやしを演奏しながらやってきます!!
このおはやし、ただの祭りばやしではないんです。
850年も昔から伝わる、由緒ただしきもの!!
「日野曳山(ひのひきやま)祭ばやし」が伝わる日野町については、こちらの記事をどうぞ。
おはやし隊のうしろは、コロナ前はかっこいい二頭の先触れ(さきぶれ)馬が続いていたのですが、2022年に続き馬だけのイラストなので、騎乗はないかも知れません。
コロナ前の様子はこちら!
そして、お馬さんのうしろからは・・・
二人の旗手が「会津まつり」と「会津藩公行列」とかかれたのぼり旗を持って、ならんで登場です!
一般公募で厳正なる審査の結果選ばれた宮城県大崎市の北条さん、地元会津若松市在住の松本さんです。
ここからは、2023年も歴代藩公行列風の隊列!
それぞれの歴代領主についてはこちら。
会津藩公行列でいちばん大事!会津の歴史がつまった歴代領主旗
葦名時代
行列の先頭を飾るのは、会津若松市内から団体参加の会津信用金庫のみなさん!!
領主・葦名直盛(あしななおもり)公に扮するのは、昨年に続いて理事長・星幹夫さん!
行列最初の騎馬ですので、みなさん張り切って拍手でお迎えしましょう!!
ちなみに全国的に珍しい星さんは会津若松にめちゃめちゃ多い苗字です。
会津若松市の苗字ランキングは、
そして4位が星さんだそうです!
引用:https://namaeranking.com/
伊達時代
伊達時代の旗と共に登場するのは、会津まつり常連!一般団体応募のてっちゃん倶楽部のみなさんです。
領主伊達政宗公に扮するのは、武田病院通所リハビリトライ主任・佐藤広和さんです。
午前の部のみ、特別参加のTIS(株)の皆さんが扮する黒脛巾組(くろはばきぐみ)が続きます!
黒脛巾組?!なんじゃそりゃ?(そもそも読めない)
と思って調べたところ、伊達政宗が作ったと言われる忍者集団だそう!
黒脛巾組は、陸奥の戦国大名である伊達政宗が創設したとされる忍者集団である。黒革製の脛巾を標章にしていたことからこう呼ばれる。
ウィキペディアより引用
蒲生時代
会津若松の礎を築いた蒲生氏郷公の蒲生時代で登場するのは
蒲生氏郷公のふるさと滋賀県日野町より、日野観光協会のみなさんと、三重県松坂市より、(一社)松阪市観光協会のみなさん!
蒲生氏郷公に扮するのは、日野町長・堀江和博(かずひろ)さんです。
遠く滋賀県からご参加の日野町のみなさま、そして三重県からご参加の松阪市(まつさかし)のみなさんを盛大な拍手でお迎えしましょう!!
輿車(冬姫)
蒲生氏郷公に続くのは、蒲生氏郷公の正室(奥さん)・冬姫の輿車。
冬姫役は、一般公募、会津若松市の吉田すずさん。
侍女※(じじょ)役は、同じく一般公募、地元会津若松市の松山愛さん、五十嵐かおりさんです。
※侍女というのは、高い身分の女性につかえて雑用などをする人のこと。
「メイド」と同じイメージのようです!
上杉時代
蒲生時代の次の領主は、そう、上杉景勝(かげかつ)公。
上杉景勝公に扮するのは、公募隊(団体一般公募)のアクセンチュア(株)センター共同統括・相川栄一さん!
昨年は領主伊達政宗公として参加されていました!
アクセンチュア(株)は、藩公行列の最初のみどころ、北出丸大通りにあるスマートシティAiCT内で会津若松市のスマートシティ化を手掛ける会社だそうです。
かっこいい!!
上杉景勝公は上杉謙信(けんしん)公の養子で後継者。
ちょうどこの会津まつり中、大相撲で優勝を争っている貴景勝(たかけいしょう)は、上杉謙信公の大ファンで、「貴景勝」というしこ名は景勝公にあやかって付けたのだそう!
午前の部のみ、特別参加の鉄砲隊のみなさんが続きます!
加藤時代・行列目付
続いては、加藤時代。
加藤嘉明公の登場です!
(実際は、上杉景勝公の後に二度目の蒲生時代を挟んでの、加藤時代です。)
他の武将に比べると知名度が低いのか?
「誰?」という空気が流れるのが決まってこの場面。
確認しておきましょう!
加藤嘉明公は、65歳の時に松山から会津に入り、加藤時代は2代続きました。
鶴ヶ城が5層になったのもこの時代なのですが、他にも伝説が・・・。
くわしくは、こちらの記事をどうぞ。
会津藩公行列でいちばん大事!会津の歴史がつまった歴代領主旗
その加藤嘉明公に扮するのは、会津まつり藩公行列団体参加の常連さん!日本テキサス・インスツルメンツ(合) 会津工場・工場長の岡西正富さん。
公募隊の同社会津工場のみなさんと登場です。
***ここから江戸時代***
会津藩奴隊
そして、待っていました~!
会津藩公行列でいちばんの人気をほこる見どころ!!
会津藩奴隊(やっこたい)です。
知れば納得!真っ赤な顔の会津藩奴隊とは??時代がここから江戸に入り、領主⇒藩主となります。
保科時代
保科正之公と2代目藩主、保科正経公、そして高遠藩初代藩主(保科正之公の養父)保科正光公が馬に乗って登場です!
初代藩主、保科正之公役はやはりこの方!会津若松市長で会津まつり協会会長の室井照平市長です。
保科正経公に扮するのは、会津若松旅客鉄道(株)会津統括センター統括・松本竜太さん。
2023年はここで高遠藩初代藩主(保科正之公の養父)保科正光公が登場!!!
扮するのは、保科家ご子孫・保科奈美さんです!
続いて家老の田中正玄役の会津若松税務署署長の板垣直人さん。
公募隊の会津若松税務署のみなさんと徒歩で登場です!
輿車(菊姫)
続いてやってくるのは、華やかな輿車(こしぐるま)です。
菊姫(きくひめ)は、保科正之公の正室(一番目のおくさん)。
菊姫と中臈(ちゅうろう)・腰元(こしもと)に扮するのは、2023年の担当校、会津若松市立河東学園後期課程(中学生)のみなさんです。
松平公時代(京都所司代)
ここからついに松平公時代に突入です。
まずやってくるのが、三重県桑名市のみなさんが扮する、京都所司代(きょうとしょしだい)。
桑名市観光協会会長・市原誠さんが、桑名(くわな)藩主・松平定敬(さだあき)公に扮して馬に乗って登場します。
桑名藩主の松平定敬公は、戊辰戦争当時の会津藩主・松平容保(かたもり)公の実の弟です。
【会津ゆかりの地シリーズ⑥】桑名市~松平容保・定敬兄弟のきずな!松平公時代(新選組)
さあ、待ってました~!
会津藩公行列の花形、新選組(しんせんぐみ)です!!!
新選組を演じるのは、会津ゆかりの地、新選組のふるさと東京都日野市から、
日野新選組同好会と日野市職員新選組パレード隊のみなさん!
【会津ゆかりの地シリーズ⑤】日野市~新選組メンバー出逢いの地!
土方歳三(ひじかた としぞう)に扮するのは、ひの新選組まつりミスター土方・佐々木育恵さんです。
ひの新選組まつりコンテストは新選組のふるさと日野市で土方歳三の命日5月11日に合わせて開催される『ひの新選組まつり』で行われたコンテスト。
2022年の様子がYoutubeで配信されています!
かっこいい日野市のみなさんを盛大な拍手でお迎えしましょう♪
***奥羽越列藩同盟***
松平時代(長岡藩銃士隊)
黒地に星マークは、奥羽越列藩同盟を象徴する旗!
行列は、ここから戊辰戦争で会津と共に新政府軍と戦った、『奥羽越列藩同盟』(おううえつれっぱんどうめい・おううれっぱんどうめい)に参加した長岡藩・仙台藩が登場します!
この旗に続いて登場するのは、長岡藩銃士隊(ながおかはんじゅうしたい)。
長岡藩があった、会津ゆかりの地の新潟県長岡市から、米百俵(こめひゃっぴょう)まつり実行委員会のみなさんが登場です。
『奥羽越列藩同盟』(おううえつれっぱんどうめい・おううれっぱんどうめい)は、戊辰戦争で会津と共に新政府軍と戦った諸藩で構成された同盟です。
軍事総督・河井継之助(かわい つぎのすけ)役は、米百俵まつり実行委員会・副実行幹事長の長田貴之さん。
そして大隊長・山本帯刀(やまもと たてわき)役は、同じく時代行列部会員の中村光樹(こうき)さんです!
朱雀隊
戊辰戦争において、会津藩は年齢によって隊を編成しました。
50歳以上が「玄武(げんぶ)隊」、36~49歳「青龍(せいりゅう)隊」、18~35歳が「朱雀(すざく・しゅじゃく)隊」そして16~17歳が「白虎(びゃっこ)隊」です。
こちらは、朱雀隊。
朱雀に対応するといわれる「赤」にちなみ、甲冑の色が赤いのが特ちょうです。
士中一番隊(しちゅういちばんたい)から四番隊 各100名前後
寄合一番隊(よりあいいちばんたい)から四番隊 各100名前後
足軽一番隊(あしがるいちばんたい)から四番隊 各100名前後
朱雀隊は、もっとも主力の戦闘部隊であり、総勢1200名ほどいたことになります。
また、特筆すべきは、この朱雀隊と青龍隊(せいりゅうたい)には、大砲隊がいること!!
出陣式には、舞台前での大砲発砲の演武がある、花形の部隊です^^
縮小開催だった2022年では大砲がありませんでしたが、2023年はもちろん大砲隊も復活!!!
大砲の引き回しも見どころです^^
朱雀隊は、前回2022年に保科公時代で登場された會津魂★白河応援隊Ⅱのみなさんが参加です。
越後口隊総督・一ノ瀬要人(いちのせ かなめ)役を、會津魂★白河応援隊Ⅱ代表の佐藤周(しゅう)さんがつとめます。
越後口隊総督・一ノ瀬要人は、1831年生まれで、戊辰戦争当時は37歳。
越後口総督として、長岡藩の河井継之助(かわいつぎのすけ)らとともに戦いました。
戊辰戦争中に負傷し、会津藩が篭城戦の末に降伏した翌日に、亡くなったと言われています。
青龍隊
つづいて青龍隊。
青龍にちなみ、青い甲冑で登場します。
士中一番隊(しちゅういちばんたい)から三番隊 各100名前後
寄合一番隊(よりあいいちばんたい)から二番隊 各100名前後
足軽一番隊(あしがるいちばんたい)から四番隊 各100名前後
青龍隊は、おもに国境付近の警備にあたった部隊であり、総勢900名ほどで構成されていました。
扮するのは、公募隊の(株)みずほ銀行会津支店のみなさんです。
日光口隊総督・山川大蔵役を、支店長の勝俣祐介さんがつとめます。
戊辰戦争の勝敗が決したといわれる、戊辰戦争でもっとも重要な局面であった、白河口(しらかわぐち)の戦い。
山倉大蔵は、ここで戦った白河口隊(しらかわぐちたい)の総督です!
また、山川大蔵は、会津若松での篭城戦の際、城に入るために会津の伝統芸能『彼岸獅子』に先導させて入城したことでも非常に有名です。
彼岸獅子の映像は、こちら。
初めて聞く方には、え?何の話をしているの?という感じですよね(笑)
くわしくはこちらをどうぞ!
【2018隊列詳細⑧】青龍隊(みずほ銀行会津支店)
家老 西郷頼母・城代家老 田中土佐・家老 萱野権兵衛
家老・西郷頼母(さいごうたのも)役は今年も小説家の今野敏さんが演じます。
つづいて、城代家老・田中土佐(たなかとさ)、家老・神保内蔵助(じんぼう くらのすけ)をそれぞれ、一般個人応募東京都世田谷区から参加の大久保亮(あきら)さん、会津若松市の鈴木章(あきら)さんがつとめます。
偶然にもお二人ともあきらさん!
「あきらさーん!」と声援を送ってみましょう!!
家老 北原采女(うねめ)
2023年から新登場!
家老・北原采女(うねめ)に扮するのは、北原家の末裔北原家15代(一社)会津藩士子孫会・会長の北原秀光(ひでみつ)さんです。
本陣 松平容保公・松平喜徳公・萱野権兵衛
そして、会津藩公行列の主役と言ってよいでしょう!
会津藩主・松平容保(かたもり)公の登場です!
戊辰戦争において、本陣から指揮した松平容保公に扮するのは・・・
本家本元!松平容保公の末えい、松平家15代・松平親保(ちかもり)さん!
こちらは2018年の様子です。
先頭の馬が松平容保公役の14代当主・保久さん、それにつづくのが若殿役で登場した15代・親保さんです。
続いて松平容保公の養子で、松平家10代・若殿・松平喜徳(のぶのり)公。
こちらは、2023年当番校・会津若松市立河東学園の千葉碧人(あおと)さんがつとめます!
さらに、会津若松市議会 議長の清川雅史(まさのり)さん扮する家老萱野権兵衛(かやの ごんべえ)が続きます!
【2018隊列詳細⑩】本陣 松平容保公&松平喜徳公(松平家14代・一箕中学校)凌霜隊
凌霜隊(りょうそうたい)は、新政府軍に対抗するために郡上藩の脱藩士らで組織された部隊。
扮するのは、郡上藩のあった、岐阜県郡上市(ぎふけんぐじょうし)のみなさんです。
凌霜隊長・朝比奈茂吉(あさひな もきち)役は、郡上市商工課主事の松田幸太さん、凌霜副隊長・坂田林左衛門(りんざえもん)役は、郡上市長の日置敏明さん。
2022年に続いて2年連続の登場です!
白虎隊市中一番隊・白虎隊市中二番隊
そして会津藩といえば、なんといっても白虎隊(びゃっこたい)!
「白虎隊」は約340名おり、身分により「士中一、二番」「寄合一、二番」「足軽隊」の5隊に分けられていました。引用:白虎隊記念館ホームページ
白虎隊の中で身分が高かったとされる、白虎隊市中一番隊(しちゅういちばんたい)・白虎隊市中二番隊(しちゅうにばんたい)の登場です。
市中一番隊、二番隊に扮するのは、2023年当番校・会津若松市立河東学園のみなさんです。
白虎隊のことがよくわかる白虎隊記念館についてはこちらの記事をどうぞ。
無料駐車場あり!白虎隊記念館は会津人の想いが詰まった必見スポットだった!
輿車(照姫)
冬姫・菊姫に続いて、三台目、さいごの輿車(こしぐるま)が登場です。
こちらに乗るのは、照姫(てるひめ)。
松平容保公の父・松平容敬(かたたか)公の養女で、松平容保公の義理の姉。
戊辰戦争の篭城戦で、城内の婦女子を指揮しました。
また、篭城戦で銃を持って戦った、NHK大河ドラマ「八重の桜」の主人公・山本八重、山川大蔵(おおくら)の母・山川艶(えん)、おなじく妻・山川登勢(とせ)、姉・山川二葉(ふたば)も一緒に登場です。
山川登勢は、篭城戦でいのちを落としました。
照姫・山本八重・山川艶・山川登勢・山川二葉の5名は、すべて、個人の一般公募枠での参加で、順番に会津若松市の栗城愛華律(あかり)さん、会津若松市の鈴木想捺(ここな)さん、岐阜県岐阜市の小川智子さん、埼玉県さいたま市の高橋亜衣さん、山形県米沢市の佐藤ひなのさんです。
このうち、山川艶に扮する小川智子さんからお話を伺うことが出来ました!
小川さんは、高校生まで会津若松市で過ごし、今は岐阜市で暮らしてらっしゃいます。昨年10年ぶりに会津を訪れ雨の出陣式をご覧になり、子供の頃からの夢を叶えるべく、今回初めて応募されて、見事当選されたそう!
600kmの道のりをドライブして会津入りされたそうですよ。
輿車から華やかに手を振られる一般参加のみなさんお一人お一人にドラマがありますね^^
温かい声援で見送りましょう〜!!!
おけい・ヘンリースネル
続いて登場するのは、おけいとヘンリースネル。
ヘンリースネルは、プロイセン出身の軍事商人で、幕末に、会津藩・米沢藩の軍事顧問をつとめた人物。
日本人妻を持ち、会津の下町(材木町)に住んでいました。
「ヘンリー・スネルとおけい」として二人並んで歩く姿を、夫婦かな?なんて見ていましたが、実は全く違います。
おけいは、ちかくに住み、当時スネル邸で子守りをしていた女の子。
戊辰戦争後、ヘンリースネルはアメリカで「ワカマツコロニー」をつくり、農業経営をこころみますが、失敗におわります。
この時一緒にアメリカに渡り、翌年19歳の若さで亡くなったのが、おけいでした。
さまざまな戊辰戦争の犠牲となった先人に想いをはせる、会津人らしい構成ですよね。
おけい役は、2023年当番校、県立会津高校3年の五十嵐まど佳さん。
ヘンリースネル役は、一般公募で選ばれたジェイムス・ピンクルさん(アメリカ合衆国)です。
娘子隊
つづいては娘子隊(じょうしたい)の登場です。
娘子隊は、戊辰戦争の際に、中野竹子を筆頭に、自発的に戦いに参加した、女性たちだけの組織。婦女隊とも。
当時はこの名はありませんでしたが、のちに娘子隊とよばれるようになりました。
扮するのは、2022年当番校、会津学鳳高校のみなさん。
隊長・中野竹子(なかのたけこ)は、なぎなたの名手で、鶴ヶ城外で奮闘しましたがで、西軍の銃弾にたおれました。
騎乗する中野竹子役は、2023年担当校・会津高校3年の羽金日陽(ひより)さんです。
玄武隊
つづいては、白虎・朱雀・青龍・玄武の4隊の中で、もっとも年上(50歳以上)の部隊である、玄武隊(げんぶたい)。
内藤介右衛門(ないとう すけうえもん)は、白河口の戦いで、西郷頼母の後任として、白河口総督をつとめた人物。
こちらは恒例!会津若松区長会のみなさんが参加です。
留守備家老 内藤介右衛門役は、区長会産業部長の上林(じょうばやし)久雄さんです。
斗南藩
戊辰戦争のあと、会津藩士が下北半島に移住して起こした、斗南藩。
会津ゆかりの地、青森県むつ市からむつ青年会議所のみなさんが登場します。
初代斗南藩主は、当時まだ生後6か月だった松平容大(かたはる)公。
扮するのは、青森県むつ市長の山本和也さんです。
2022年から新しく加わった参事 広沢安任(やすとう)、権大参事 山川浩役は、それぞれ(一社)むつ青年会議所理事長・飛島(とびしま)芳史(よしふみ)さん、同じく直前理事長兼幹事・佐藤恭太さんです。
むつ市と会津藩のゆかりについてはこちらをどうぞ!
【会津ゆかりの地シリーズ①】むつ市~斗南藩がくらした会津若松の姉妹都市!
屯田兵隊
屯田兵隊は、2018年以来の登場!
屯田兵(とんでんへい)は、明治時代に北海道の警備と開拓にあたった兵士とその部隊である。1874年(明治7年)に制度が設けられ、翌年から実施、1904年(明治37年)に廃止された。引用:ウィキペディア
戊辰戦争のあと、当時蝦夷地(えぞち)と呼ばれていた北海道の開拓にあたったのが、「開拓使」。
東京で謹慎中の旧会津藩士の一部も、小樽(おたる)・余市(よいち)などの開拓にあたりました。
屯田兵制度が始まると、開拓使として入っていた旧会津藩士のほか、斗南藩、会津に戻っていた元会津藩士も合流し、札幌郡(今の札幌市)の琴似(ことに)・山鼻(やまはな)・江別(えべつ)に集結します。
北海道に移住した旧会津藩士の数は、なんと約400戸、1500人にものぼり、北海道開拓の重要な役割を果たしたそう。
北海道札幌市から琴似屯田子孫会のみなさんが登場します。
札幌市北区にある新琴似(しんことに)には、新琴似屯田兵中隊本部(しんことにとんでんへいちゅうたいほんぶ)という郷土資料館があり、明治19年に建築されたこの建物は、札幌市の指定有形文化財です。
参考:札幌市公式サイト
隊長は、琴似屯田子孫会 事務局長の永峰貴(たかし)さんです。
会義隊・狙撃隊
会義隊・狙撃隊が行列初登場です!
扮するのは、特別参加のみなさん、特別参加団体の凸版印刷(株)のみなさんです!
午前の部のみの参加ですので、お見逃しなく!!!!
薙刀(なぎなた)隊
会津なぎなたスポーツ少年団が、薙刀隊と称してやってきます。
先導するのは、会津なぎなたスポーツ少年団指導員・鳴瀬裕美(ゆうみ)さんです。
会津新選組
行列のさいごに登場するのは、隊長・斎藤一(さいとうはじめ)ひきいる会津新選組。
参加するのは、会津新選組同好会のみなさんです。
隊長・斎藤一役は2018年・2019年・2022年に続いて会津新選組 局長の佐藤功武(よしたけ)さんです。
会津新選組同好会では、随時メンバーを募集しているようです。
くわしくは、公式サイトをごらんください。
***(仮)特別ゲスト登場***
隊列紹介にはありませんが、隊列のどこかで特別ゲストの乗った車がやってきます!
車にかかげられているのは、会津松平家の葵紋(あおいもん)です。
2023年の特別ゲストは、実に9回連続の参加となる綾瀬はるかさん。
NHK大河ドラマ「八重の桜」で主人公・山本八重を演じたご縁で2014年にご参加いただいて以来、藩公行列には毎年登場していただいています!!!!
【速報】会津まつり2024年ゲストも綾瀬はるかさん!!|藩公行列歴代ゲスト一覧綾瀬はるかさんは、出陣式から参加され、おそらく藩公行列では北出丸付近から合流されます。
行列後半で離脱し、帰陣式には参加されないとのこと。
出陣式か、午後のルート上の桂林寺町通りくらいまでのどこかで待っていれば確実にお目にかかれそうです!
ゲストカーは、後半(最後尾付近)だということ!沿道で登場を楽しみに待ちましょう~♪
例年、ゲストと一緒に移動したくなっていまう方が大勢いらっしゃって、ゲストカーが去ると沿道がスカスカになる、なんていう場所もあります。
ぜひ、群衆にまどわされることなく、ゲストを見送ったら、次の隊列に、ゲストに送るのにまけない拍手を送りましょう!
おはやし隊・後続車
さいごの見どころは、会津民謡研究会によります、おはやし隊の演奏です。
おはやし隊の笛の音が聞こえてきたら・・・会津藩公行列もそろそろおしまい。
さいごまで応援おつかれさまでした^^
まだまだ見たりない!!という場合は、ショートカットをして、行列の先回りをして、別の場所でもう一度どうぞ!
とくに、午前と午後では、特別ゲストの衣装代えがあったり、参加している皆さんの疲れ具合やこなれ具合が全くちがっていたりして、見比べるのも楽しいですよ!
まとめ
2023年の隊列を、ひととおり通してご紹介しました!
さいごまで目をとおしていただき、ありがとうございます!
会津藩公行列の隊列をくわしく見ていくと、会津の歴史に隠された、さまざまなエピソードを知ることができておもしろいですよね♪
スマホ片手にこちらの記事と照らしあわせながら、隊列を楽しんでいただけたら嬉しいです!
藩公行列中に同時開催しているイベント情報と共にオススメスポットをご紹介しているこちらの記事もあわせてどうぞ!
【2023年版】要注意!地元民が教える会津藩公行列攻略法
※こちらは2023年の会津藩公行列の紹介記事です。
最新情報は、会津まつり協会ホームページをご確認ください。